マーライオンには子供がいた? 水を吐き目からビームを出すシンガポールの守り神
頭はライオン、身体は魚のマーライオン。尾びれの向きはタツノオトシゴと同じで、噴水がわりに1日中水を吐き続ける。あまりにも印象的なその姿は一度見たら絶対に忘れられないインパクトがあります。
はじめに
史上初の米朝首脳会談が開かれたことでにわかにシンガポールに注目が集まっています。毎日のニュースにうつるのはトランプ大統領、金正恩委員長、そして世界がっかり名所の1つ、マーライオン……おお、なんとシュールな絵面。
なんとも言えないユルい表情で水を吐くさまを毎日TV越しに眺めているうちに、私はだんだんマーライオンに魅了されていきました。生のマーライオンに会いたい、記念撮影したい、マーライオングッズ欲しい!
近いうちにシンガポール旅行をすると決めたので、愛をこめてマー様ことマーライオンについて調べたことをまとめました。
シンガポールには7体の公式マーライオンがいる!
ここ1ヶ月ほど私はマーライオンに会いに行きたいと家族にプレゼンを続けています。イマイチ乗り気ではなさそうな家族の心を動かしたのは「マーライオンは実は7体いる」という情報でした。
家族は不思議そうに「たった7体しかいないの?」と首をかしげます。「自宅の庭に勝手にマーライオン(小)を作ってる人いるんじゃないの」ですって。そりゃあ、そういう人もいると思いますよ。なんならホームセンター的なお店で置物として販売されているかもしれません。私なら買って玄関に置きます。
7体というのはシンガポール政府が公式に認定している数です。公式マーライオンの数ですよ!
マーライオンは直訳すると「海のライオン」です。シンガポールの語源はサンスクリット語の「シンハ(獅子)」であり、また、マレーシアの王族によって「シンガプーラ(ライオンの都市)」と呼ばれたという伝説もあります。荒ぶる海から船を守る神様でもあるんです。
それでは7体の公式マーライオンをご紹介します。
世界三大ガッカリこと本家マーライオン
まずは本家。世界で一番有名なマーライオンです。そして日本では「世界三大ガッカリ」としても有名です(世界三大ガッカリネタは日本人にしか通じないジョークなので注意してください)。
場所はマリーナ・ベイ・サンズのお向かい、その名もマーライオン公園の一番目立つ場所に立っています。青い海にむかって「マーーーッ!!」と水を吐きだしています。
なぜガッカリなのか。たぶん小さいからです。高さは8.6メートル。マンションだと1階分の高さが3メートル程度なので、3階の天井に届くか届かないかというところです。4階のベランダよりは確実に低いです。
なにせお向かいにあるのは57階建て200mの3本柱、マリーナ・ベイ・サンズですからね……小さく感じるのは仕方のないことかもしれません。
さて由緒正しきマーライオンなのですが、実は本家ですら作られたのは1972年のこと。まだ50年も経っていないんですね。設計者は水族館の館長だそうですが、なぜ口から水を噴射するデザインにしたのか訊いてみたいです(笑)しかもガッカリなことに本家は完成後数年でポンプが壊れ、水を吐けなくなってしまいました……。
噴水の役目も果たせず、発展する街並みに取り残され忘れられかけていた本家マーライオン。現在のマーライオン公園に移設されたのは2002年のことです。ポンプは修理され、写真が撮りやすいように架け橋なども整備され、無事に人気を取り戻しました!
2009年には雷に打たれ、たてがみや耳にひびが入りましたが、それももちろん修復済みです。水を吐いたり、ライトアップでカラフルになったり、インスタ映えは抜群です。
本家の後ろにミニマーライオン
マーライオン公園にはもう1体公式マーライオンがいます。どこにいるかわかりますか?
ここです。
ミニマーライオンはマーライオンと背中合わせに立っています。身長は2m。量は控えめですがちゃんと「マー…マー…」と水を吐きます。
マーライオン公園に行ったら忘れずにミニマーライオンとも記念撮影しましょう!
セントーサ・マーライオンはデカくてパリピ(?)
本家マーライオン&ミニマーライオンに次ぐ有名な公式マーライオンといえば、セントーサ島にある「セントーサ・マーライオン(マーライオンタワー)」でしょう!
セントーサ島はシンガポール随一の観光地で、ユニバーサルスタジオもあります。先日の米朝首脳会談はセントーサ島で行われました。
シンガポール本島とセントーサ島を結ぶモノレールの3つ目の駅、インビア駅正面にいるのがマーライオンタワーです。高さはなんと37m!圧倒的な存在感です。タワーという名前の通り、12S$支払うと中に入ってのぼれます。
口の中と頭の上が展望台になっていて、記念撮影ができます。口の展望台ではプロのカメラマンが待機していて、撮ってもらった写真を購入できます。もちろん自撮りもありですが、わりと狭いのでマーライオン内部を傷つけないように気を付けてくださいね。
人が中に入れる構造なので、当然水は吐き出しません。残念ですが、夜まで待てばすごいものが見られます。日が落ちるとマーライオンタワーはライトアップされ、ピカーッと目が光るんです!
https://www.instagram.com/p/Bfay6GsHFHN/カラフルすぎて笑うしかありません(笑)平日は4回(19時45分、20時15分、20時45分、21時15分)、休日はプラス2回(21時45分、22時15分)「マーライオン・マジックライツ(Merlion Magic Lights)」というパーティタイムがあります。
通常のライトアップに加え、マーライオン・マジックライツのときはプロジェクションマッピングでカラフルに彩られます。パリピ感があふれていますね!
セントーサ島に行くには入島料が必要ですが、平日の17時~19時は無料で入れるので、シンガポール本島で観光した後、マジックライツを見物しに徒歩で橋を渡るのもいいかもしれませんね。
残り4体はちょっと地味
本家マーライオン、ミニマーライオン、セントーサ・マーライオン(マーライオンタワー)と見てきましたが、残りの4体はちょっと地味です。街中でチラホラ顔を見せる非公式マーライオンの方が目立っていると思います。
シンガポール政府観光局前
やはりシンボルですから観光局にいるのは当然ですよね。といってもよく勘違いされるのですが、観光局の建物内にいる白くてキレイなマーライオンは非公式なんです。
公式はもっと目立たないところにいます。建物の外の植え込みの中にひっそりと……。
細い!めっちゃ細い!他のマーライオンは結構どっしりした体躯の持ち主ばかりだったのですが、観光局のマーライオンはめっちゃ細いです。周囲を南国の植物に覆われているので、エサがなくて腹ペコのライオンに見えます(笑)
このマーライオンはちょっと見つける難易度が高いかもしれません。なんといっても建物の中に立派な子がいるので、そっちと勘違いしてしまうんですよね……。シンガポール旅行から帰ってきたばかりの知人に訊いたら、やっぱり見落としたそうです。
ちょっと他のマーライオンと雰囲気が違うので、私はこの子に会いに行きたいです。
フェーバー山
https://www.instagram.com/p/Bbd6Xl6gj7R/フェーバー山の頂上にある公園に、シンガポール本島を見下ろすように立っているマーライオン。身長約3mです。シンガポールは山が少なく、フェーバー山の標高も115mしかありません。山というよりは丘です。
フェーバー山山頂には、セントーサ島と行き来するケーブルカー(ロープウェー)の駅があります。フェーバー山のマーライオンからは、セントーサ・マーライオンが見えるんですよ!効率的にマーライオン巡りをするなら、ケーブルカーを使うのが便利ですね。
アンモ・キオ公団団地(双子)
https://www.instagram.com/p/BaiZ5JNn7sI/アンモ・キオというのは全体的に高級な雰囲気の漂う街です。そこに建てられた公団団地の入り口を守るように、双子のマーライオンが並んでいます。扱いが狛犬とかシーサーっぽいですね(笑)
噴水ではないので水は吐きません。住宅地なので光ることもありません。地味ですが公営住宅の入り口なので、公式マーライオンということでしょうか?以前はこの双子ちゃんをのぞいた5体を公式としていた時期もあったそうです。
2010年、マーライオンに子供が生まれた!?
昔、フィギュアスケートの浅田真央選手がオリンピックの年齢制限にひっかかって出られないことがありました。別にそれが理由というわけではありませんが、IOCは14歳~18歳向けのユースオリンピックを開くようになりました。
第1回大会は2010年のシンガポールユースオリンピック。日本は金メダル8つ、銀メダル5つ、銅メダル3つ、合計16個のメダルを獲得しました。
さて、このシンガポールユースオリンピックが開かれるにあたって爆誕したマスコットが、マーライオンの子供の「マーリー」(水色)と、ライオンの子供の「リオ」(オレンジ色)です。
どこにマーライオン要素が……?と疑問に思いますが、よ~く見ると、下半身にウロコ模様が描かれているのがわかります。母親は本家マーライオン、父親はセントーサ・マーライオン(マーライオンタワー)じゃないかと一部では言われているそうですが、どちらもたてがみがあるから雄だと私は思うんですよね(笑)
2020年東京オリンピックのマスコットはデジモン風ですが、マーリーとリオはパワーパフガールズ風ですね。文化の違いがこういうところに現れるのはとても興味深いです。
まとめ
駆け足で公式マーライオン7体&マーライオンの子・マーリーをご紹介してきましたが、いかがでしたか?世界三大ガッカリなんて言いますけど、絶対7体巡礼したらテンション上がると思いますよ!日本語ガイドさん付きのマーライオン巡りツアーもあるらしいので、時間を無駄にしたくないなら頼むのもいいと思います。私はアチコチ観光しながら全部と記念撮影したいですね~♪
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