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ロマン消滅・大ショック…! カジノにバニーガールはいないって本当? どこに行けば会えるの?

2018年になってようやくIR推進法が成立したばかりの日本では、カジノはまだまだ馴染みの薄い存在です。多くの人が想像するのは映画やドラマに出てくる、ポーカーの天才とイカサマ師とマフィアが日夜勝負しているようなカジノではないでしょうか。

映画で描写されるカジノはおおむねフィクションです。現代のリアルカジノは常にカメラで監視されているのでイカサマなんてできません。一目でわかるようなマフィアのドンもいませんし、セキュリティが厳しいのでチンピラの喧嘩など起きようがありません。現実のカジノは想像よりずっとクリーンな場所です。

怖い人たちがいないのは良いことですね。では、美人なオネーチャンはどうでしょうか? 具体的にいうと、バニーガールはいるのでしょうか? バニーガールの♡たわわな谷間♡に100ドル札をねじ込んでウィンクしてもらうことは可能なのでしょうか? わたし、気になります!

というわけで本記事ではバニーガールの実態や、バニーガールに会えるカジノをご紹介します。

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「バニーガール」といえばどんな姿を想像しますか?

ウサ耳カチューシャ、超ハイレグのバニースーツ、網タイツ(スッケスケの黒ストキングでも可)、ピンヒールは必須ですね。こだわり派にとっては、蝶ネクタイとカフス(袖)もなくてはならないアイテムです。

日本人ほどバニーガール衣装(バニースーツ)を見慣れている存在はいないでしょう。ミニスカポリス・ナースとならんでコスプレの定番衣装です。

女性人気も高く、クラシカルなタイプ、エロさを追求したタイプ、フリル多めのタイプなど様々なバニー衣装が購入できます。燕尾付きのバニースーツは日本で独自発展したもので、海外では燕尾服を「バニーコート」として羽織るのだそうです。

アニメでもバニー人気は高く、バニーガールが登場するアニメは数えきれないほどあります。

作中でバニースーツを着ていなくても、バニー版フィギュアが発売される例も少なくありません。『進撃の巨人』のように、少年キャラまでバニーガール(?)化して人気が出ることもあります。

このようにコスプレ文化とオタク文化が合わさった結果、日本ではバニーガールは身近な存在になりました。しかし本家本元のバニーガールを生み出した『PLAYBOY』では、バニーガールは圧倒的美女にしか許されない衣装なのです。

『PLAYBOY』のトレードマークはなぜ雄ウサギ?

雑誌『PLAYBOY(プレイボーイ)』のロゴはとても有名なので皆さんご存知だと思います。蝶ネクタイをつけたウサギの横顔です。実はこのウサギは雄(紳士)だといわれています。

一般的にウサギモチーフは子供向け商品に使われることが多いのですが(ピーター・ラビットや不思議の国のアリス、西松屋など)、なぜ成人向け雑誌のロゴに選ばれたのでしょうか。

ウサギは繁殖力が強い動物です。特定の発情期がなくいつでも妊娠・出産が可能なウサギもいます。

万年発情期なのは人間とウサギだけだというイメージが強かったので、1960年、高級ナイトクラブ「プレイボーイクラブ」の衣装にバニースーツが採用されました。要するに「いつでもOKよ♡」ということですね。

バニーガール誕生と同時期に、いたずらっぽさとセクシーさの象徴として、ウサギモチーフのロゴが作られました。こちらは読者である紳士たちを表す雄ウサギです。

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雑誌と連動して企画された高級クラブ「プレイボーイクラブ」の制服

上でも少し触れましたが、『PLAYBOY』の本家アメリカのシカゴでは、雑誌との連動企画で、高級クラブ「プレイボーイクラブ」が運営されていました。バニースーツは「プレイボーイクラブ」のウェイトレス制服として考案されたもので、初お披露目は1960年2月29日でした。正式名称は「playboy bunny(プレイボーイバニー)」です。

PLAYBOYの巻頭モデル(プレイメイト)が若手モデルの登竜門とされたように、「プレイボーイクラブ」でプレイボーイバニー(バニーガール)として働くためには抜群の美貌やスタイルが必要でした。オーディションに受からないとなれないのです。

オーディションに受かったバニーの卵は厳しい教育を施され、はじめてクラブで働けるようになります。バニースーツには様々な色がありますが、エースカラーの黒バニーを着るまでには長い経験を積む必要がありました。

コスプレ文化の弊害? 日本のバニーは安っぽい

シカゴで生まれた「プレイボーイクラブ」は世界中に店舗を拡大していきました。日本にもかつては4店舗ありました。クラブと雑誌は日本からすでに撤退していますが、バニーガール衣装は日本人のハートをがっちり掴み、独自進化を遂げていきます。

本家バニースーツはDカップ!?

現在日本で流通している量産型バニースーツは、ある程度伸縮する生地で作られています。水着やレオタード素材をベースにすれば、縫製も簡単で安く作れます。しかし本家本元のバニースーツは量産品ではなく、生地をパーツごとに細かく切って縫う「立体縫製」で作られた高級品でした。

立体縫製だと胸のカップも立体的に作れるので肩紐なしでもポロリせずにぴったりフィットします。

さていくら高級品だったといっても、完全なオーダーメイドではありません。オーディションで選ばれるので大きな差は生まれないとはいえ、プレイボーイバニーの中でも胸の大小は当然ありました。

プレイボーイバニーのバニースーツは、「Dカップ」を基準に作られていたそうです。当然Dカップ未満のバニーちゃんはお胸に隙間ができます。サクランボがこんにちはするのは下品でよろしくないので、ぺちゃぱいなバニーちゃんは詰め物をしていたとか。残酷な格差社会ですね(笑)

日本の「プレイボーイクラブ」の衣装はどうなっていたの?

紳士な皆さんは「Dカップ」といわれてもピンときませんよね。こじはる(小嶋陽菜)やこじるり(小島瑠璃子)、石原さとみ、有村架純がDカップだそうです。ゆうこりん(小倉優子)は意外にもCカップ、おのののかや壇蜜がEカップです。

そう、日本の女性は全体的にちっぱいなのです。今でこそ大きめの娘も増えてきましたが、日本人女性の平均サイズはいまだにB~Cカップ。しかもこれは「日本での表記」なので、世界基準だとA~Bカップ……。逆にアメリカのDカップは日本でいうとEカップに相当します。

昭和時代は今よりもさらにささやかなサイズだったそうですが、日本のプレイボークラブの衣装事情はどうだったのでしょうね? そもそも身長が違いすぎるので、日本用に作っていたとは思いますが……このあたりのバニースーツ事情に詳しい方がいらしたら、是非教えてください! 情報をお待ちしております!

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質より量! 日本のバニーガール衣装も悪くはないカモ

プレイボーイクラブとPLAYBOYから爆発的に広まったバニーガール。スタイルは欧米人にまったくかないませんが、衣装の(魔)改造において日本人の右に出るものはいません。

いまではネット通販やパーティーグッズ売り場で、さまざまなバニーガール風衣装が販売されています。値段の安さに応じた安っぽい商品が多いのですが、バリエーションは非常に豊富なので、正統派を追求しなければ日本はバニーガール天国だといえるのではないでしょうか。

職業:バニーガールは永久に不滅なのか…?

結論から言うと、一般的なカジノにはバニーガールはいません。

ショックですか? ショックですよね? 筆者はショックでした…。現実ってやつはロマンの欠片もありゃしません。が、かつてプレイボーイバニーが、ウェイトレスにも関わらず性病検査の対象だった(=性的なサービスをさせられていた)ことを考えると、仕方のないことです。

現在もバニーガールがいるのは、そういうコンセプトのお店か、本番あるなし問わず性的なお店だと考えてください。そして現状、日本人が遊びに行けるカジノの多くは、バニーをコンセプトにしていませんし性的なお店でもありません。

韓国はソウル市にある「パラダイスカジノ・ウォーカーヒル」では、一部のウェイトレスがバニーガールの衣装を着ています。

ゲーム中にディーラーやスタッフにお申し付けください。ご用意ができましたらバニーガールがゲームテーブルまでお持ちするか、準備したテーブルをご案内します。メ

ニュー表の内容が一部変更する場合がございますので、予めご了承ください。

引用元:http://www.paradisecasino.co.kr/paradise-casino/walkerhill

また毎日19時~22時頃に、普段より華やかな衣装に着替えたウェイトレスさんが給仕してくれるサービスもあります。あくまで「派手で過激な衣装のウェイトレスによる給仕」というコンセプトに基づいたサービスなので、当たり前ですがセクハラは厳禁です!

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カジノは性的サービスを提供する場ではない

当たり前のことですが、カジノはギャンブル(ゲーム)を楽しむ場であって、性的なサービスを受ける場ではありません。

かつてプレイボーイクラブでは、バニーガールたちは性的なサービスも提供させられていました。『プレイボーイクラブ潜入記』によってクラブの裏側が暴かれたのをきっかけに、バニーガール(がいる店)は不適切であるとみなされるようになりました。

まともなカジノは性風俗の店ではないので、ド直球でエロを連想させるバニーガールをおきません。VIP客の要望に応えてお姉さんが呼ばれることはありますが、カジノ内でセクシャルな行為は厳禁です。

日本人は体質的にアルコールに弱いので、くれぐれも海外のカジノでお触りなどのセクハラを行わないように注意してくださいね…。国によって法律が違うので、出禁どころか警察沙汰になる可能性だってあります。

ドラマでバニーガールを描くことすら許されない…

2011年9月、アメリカで「ザ・プレイボーイ・クラブ」というドラマが放映されました。60年代のプレイボーイクラブを舞台にした物語でしたが、青少年の健全な育成を妨げるとして猛抗議され、たった3話で打ち切りになってしまいました。

日本人にとっては「コスプレ衣装が気軽に買える」「アニメや漫画でよく見かける」程度のものですが、規制が厳しい海外ではドラマすら放映できないというのが現実です。もっとも、民放ではなく専門チャンネルで流せばよかったのではないかとは思います。

そもそも本家『PLAYBOY』ですら、フルヌード写真の掲載を既に取りやめています。紙媒体の雑誌が売れないということも理由の一つですが、セクハラを受けた人が実在する以上、バニーガールが日の当たる場から消えていくのは仕方のないことです。

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ともあれ、バニーガールに会いたいなら、カジノ以外の場所に行くしかなさそうです。VIP客になれば、ホテルにコスプレバニーちゃんを派遣してもらえるかもしれませんが、由緒正しいプロのバニーガールと遊ぶのは難しそうです。

そうはいっても、せっかくのカジノなんですから、少しぐらい夢を見たいですよね! 海外の人が日本には忍者がいると夢見ているように、カジノにはバニーガールがいる(いてほしい)と夢見ているだけですものね。

本物のバニーガールに会えるのは「プレイボーイクラブ ロンドン」

一度は世論におされ閉店することになった「プレイボーイクラブ」ですが、実はロンドンで復活しています。しかもカジノも併設されています! 公的なカジノで本物のバニーガールたちの接客を受けられるのは「プレイボーイクラブ ロンドン」だけです!

ディーラーがバニー! ウェイトレスもバニー!

「プレイボーイクラブ」とはいっても、かつての問題視された時代とは全然違います。怪しい雰囲気はなく、まともな紳士淑女の皆さんが健全に遊べるナイトクラブといった感じです。変態な紳士によるお触りなんてありえません。

バーやレストラン、カジノが併設されていて、夜になるとかなり賑わいます。カクテルを作ってくれるのもバニーちゃんですし、それを運んでくれるのもバニーちゃんです。クラブのDJを務めるのもバニーちゃんで、ディーラーもバニーちゃん! 地上の楽園はロンドンにありました!

クラブやバーで働くバニーガールたちは、それぞれに似合うカラフルなバニースーツを身にまとっています。しかしカジノフロアは別で、ディーラーは全員伝統的な黒いバニースーツです。色っぽい上にすごくかっこいいです…!

高級クラブなのでスロットはなく、テーブルゲームのみです。「ブラックジャック」「アメリカンルーレット」「スリーカードポーカー」などが遊べます。VIPルームも3つあって、いろんな意味で本物の紳士のための社交場になっています。

さすがイギリス! アフタヌーンティー有り

イギリスといえば紅茶です。食事の味は微妙でも、お茶と茶菓子はパーフェクトです。「プレイボーイクラブ ロンドン」では本格的なアフタヌーンティーも提供されます。美味しい紅茶とジャムとスコーン、そしてプロのプレイボーイバニー。女性に大人気だというのがよくわかります。

ロンドン旅行するなら、アフタヌーンティーは絶対に欠かせません。カジノに興味がない方がご一緒でも、本物のバニーガールの接客付きアフタヌーンティーならきっと楽しめると思います。

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今後のバニーガールたちの行方は?

ここまで一般的なカジノにバニーガールがいない理由、そしてバニーガールが世界でどういう風に見られているかを解説してきましたがいかがでしたか?

セクハラ(もっと酷いこと)をされた人がいる以上、海外のカジノからバニーガールが消えたのは仕方がありません。「プレイボーイクラブ ロンドン」のように、健全化されたコンセプトクラブが増えればいいですよね。

一方、日本ではバニーガールはある程度市民に認知されていて、海外に比べれば格段にカジュアルな存在です。性風俗店以外でも、コスプレ喫茶などでバニーガールが働いています。日本国内のカジノでバニーガールは働けるのでしょうか?

個人的には難しい(事実上無理だ)と思います。コンビニから成人向け雑誌が撤去されたことからわかるように、外国人観光客の増加を見越して、規制が強まりつつあります。非常に残念ですが、「クリーンで健全なカジノ」を標榜するなら、バニーガールはダメだと思います。

バニーガールと一緒にギャンブルを楽しみたいなら、ロンドンに行くか、プレイボーイクラブを再度日本に呼び込むしかなさそうですね。

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